第65回 時間節約

以前にタイパつまりタイムパフォーマンスについて書いたことがあるが、今回は時間を短くするに価値がある、ビジネス上においても優位になるといったお話。

日本マクドナルド創業者である藤田田氏の本を読んで、日本でドライブスルーが成功したのもいったん車を駐車場に停めて店内に入って注文して商品を受け取ってまた車に戻ってといった工程を、車に乗ったまま注文、受け取りとった工程に短縮することで待つといった時間を減らして短時間で買い物を済ませられるといったことに価値を生み出したから成功したといえるとあった。

例えば移動手段でも新幹線や高速道路など通常よりも早く目的地に到着できるものは料金がかかったり価格が割増しになったりしているのも早く着くことで別の新しい時間を生み出して時間を確保できるという付加価値があるからである。倍速視聴が今や当たり前になっているのもこの時間節約ができるということで価値を生み出しているからである。

あと本を読んで気になったのが、当時はぶらさがり健康器やルームランナー(室内ランニングマシーン)が流行ったが、ただ単にぶらさがったり走ったりするだけでは単調で面白くはなく、人は長続きせず爆発的な人気にはならない。やはりそこに楽しさがなければならないとも言っている。つまり走りながら景色が変わるのを映像で見られたりするなどの工夫をとりいれるようなことをしなければならないのだ。

そういえば毎朝聴くVOICYでもパーソナリティがランニング時に他の人の放送を聴きながら走ったり、本の読み聞かせ機能を使い耳読しながら散歩したりしているというのもただ単に走ったり散歩したりするのでは単調になって面白味がなく続かなくなるかもしれないのでそこにラジオを聴いたり本の内容をインプットできるといった楽しみを取り入れたことでそれが継続できる理由になっているのだと本書のその箇所を読んで思った。

結局ものごとに付加価値をつけるのは今あるものにちょっとした工夫や効率をよくすることを取り入れることにあるのだとも分かった。特に先ほどの例では1つの行動の中で2つの作業を並行しているので時間が2倍になったいう見方もできる。本書では「ノウハウ」という言葉はたくさん試した結果から最も最短で効率よくできるものだから「秘訣」と言われる。つまりそれが「有効的な時間の使い方」であるとも書かれていた。だからマニュアルというものが存在しているんだなということも今にして思えば納得できた。

最後に、時間短縮を何か楽しいものと並行して効率よくできるようにすることはないか、自分の普段の生活の中に色々とヒントはあると思うので探してみたい。

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