第304回 大腸内視鏡検査

昨日、健康診断で再検査のすすめを受けた大腸の内視鏡検査を受けてきた。結果としては無事異常なしで終えることができた。内心ホッとしているところである。

検査前には先生から便潜血で異常があった方の七割には何らかの異常があると言われていたのだが、検査後には潜血便のでた方の五割は大丈夫であると言われた。最初に言われたことと割合が違うと一瞬ツッコみたくなったが、とりあえず何事もなかったことに胸をなでおろしたところである。

ところで大腸の内視鏡検査をする際には下剤を飲んで腸をきれいにする必要があるが、その下剤を2時間かけて飲むのは非常に苦痛である。さらにその間にトイレに数回行って排泄しなけばならなく検査前の準備段階から大変である。

その下剤を飲む際には水かお茶かを一緒に飲まなければならないが、水を病院の売店で購入する際に冷蔵庫に入った水を買おうとした。その際に店員さんから常温の水もありますよ、常温の方が冷えているものよりも飲みやすいですよ、と以前に検査を受けた方から言われたことを教えてもらえた。そうかと思い、手に取っていた常温の水を戻して常温の水を購入した。

結果として常温の水の方が確かに身体に負担がかからずに飲むことができることに気づいた。このことは今回検査を受けたの上での新しい発見であった。

さて、その前準備を終えてから検査に入った。まず横になってから内視鏡を肛門から入れられる。その後、大腸にも内視鏡が入っていくわけであるが、まっすぐに入って特に大腸で曲がるところが数回あるが、その曲がる際に身体の負担がとてもかかった。

十年前にも一度この大腸の内視鏡検査をやったことがあるのだが、その時より幾分かは楽であった。しかしやはり検査が終わるのに半日くらい時間が拘束される。午前9時頃に病院に入って全て終わったのは午後3時頃である。また精神的にも非常に疲れたので、家に帰っても蓄積された疲労が一気にでて一度横になったらすぐに起きることはできなかった。

検査前はもし検査で万が一にも癌だった場合にはこれまで支払った保険金が帳消しになって得になるといった甘い考えもあったが、実際に検査をして結果を聞く段階になった際に、そういった考えは全くなくなった。とにかく異常なしの検査結果に心底ホッとした感じである。

もう二度とこんなつらい検査はしたくはなく、また身体にも過度の負担をかけたくないからでもある。また検査をすることに丸一日無駄にもなってしまう。やはり今回検査を受けてみて普段からの自分自身の健康管理、身体のメンテナンスつまり食生活や定期的な運動はしっかり改善していきたいと思った。今回検査自体はとても辛かったが、かえって普段の生活で気をつけないといけないことを再認識できたことは収穫であった。

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