第61回 強制

自分自身決めたことができない、守ることができない、ということはよくあることである。人間だれしも意志を貫徹し続けることは難しい。ではどうすれば自分が決めたことが徹底することができるのであろうか。

よく学生の頃には夏休みなどの長期の休みになると昼夜逆転するなどして生活態度が乱れることがある。それは朝の決まった時間に学校に行かずにすむために夜更かしして朝遅くまで眠ってしまうためであることが考えられる。また学校や仕事が休みの日もついいつもよりも起きるのが遅くなってしまう。これも決まった時間に登校もしくは出勤しなくてもよいからである。

よって決まりきった学校の時間割や仕事があった方が人間は気が引き締まって、また次の日のことも考慮しなければならなくかえって緊張感がでてよいといった考え方もできる。

ずっと先の話になるが、年齢も経て退職して仕事がなくなったとしよう。そうすると生活にハリがなくなるというか、かえって老化が進行してしまうのではないか。やはりなにかしらの定時の決まった仕事なりコミュニティに所属して活動するなりしないと規則正しい、節制した生活は保てないのではないか。

よく学校や仕事に行くのが憂鬱になるということを聞くが逆に考えてみるとそういった強制的にでもやるべきことや自分の役割りが存在している方がかえってよいのではないか。しいては自分がこれまでできなかったことをその毎日やらなければならないことの前後かその途中にうまくはさんだり組み入れたりすることでうまく並行してできるようになるのではないだろうか。

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