今回も前回のタイムパフォーマンスの続きである。コマーシャル(CM)は民報の番組の合間に挿入されるが、ビデオが普及してからは早送りやスキップで飛ばして時間を節約することができるようになった。タイムパフォーマンスを考慮すればビデオに撮っておいてまとめてみた方が効率がよい。
今ではCMが動画にも入り、最初の数秒をみればスキップもできる。中にはお金を払えばCMなしも選択できるようになった。こうなるとなかなかCMをみてもらえないことになる。CMの価値はビデオがなかった頃のTVのみが存在していた時代の方が効果も含めて価値が高かったといえる。
その対策として現在ではポイ活の一環としてCMを視聴すればポイントがもらえる、もしくは通常よりもアップした額がもらえるというものが主流となってきておりより積極的にCMをみてもらおうとした取り組みがなされてきているように思う。
ポイントは支払いの際にお金として使用できることを考えると、今ではCMをみることでお金がもらえるということになる。極端な言い方をすれば、CMををみないことでお金を払って時間をつくり、逆にCMをみてお金をもらう、つまり時間を売ってお金を稼ぐということになる。
自分も通勤距離が長いので移動をすることでポイントがもらえるアプリを使っているが、こうした視聴する側がすすんでCMをみようとする工夫を企業側が仕掛けたことが現代における新しい視点ではないか。
移動に関しては昔は早く目的地に到着できるものを使用すれば料金がかかるのは当たり前であった。車でいえば高速道路、電車では新幹線や特急などである。通常よりも短い時間で早く到着できるという付加価値があるからである。
逆に車で一般道を通る場合や各駅停車の電車に乗った場合は途中の街の風景や行きかう人々が目に入りその地域の雰囲気がよくわかる。お金を払って移動する手段を使っていては途中の今の街の様子はよく分からない。
それと同じで番組の途中ではさまれるCMは現代という時代を反映しており、TV等から流れる(各駅停車の)CMをみることで今の世で使われる製品等を目にして現在の流行りが何であるかを知ることができる。車でいえば信号で停車するごとに、ゆっくりなスピードで走ることにより今の街の様子をよりよく目にすることができる。
自分もビデオでみるTVのCMはカットして視聴するが、動画ではお金を払ってまでCMをカットせず現代の流行り(街の雰囲気)を合間合間で感じるようにしている。こうしたコスパとタイパを工夫して効率よく生活している中で感じたことを今日は書いてみた。
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