第134回 すき間時間

昨日、5回目のコロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種を受けてきた。たいていワクチンを受けた翌日には熱が出ることがこれまで多かったので今朝は安静にしてゆっくり寝ていた。おかげで起きるのが遅くなってしまったが今のところ熱はでていない。

さて昨日約1年ぶりに近所の行きつけのお医者さんに行ったが、最初に熱があるかどうかを確認するために体温計を渡された。脇に挟んで測るタイプのものであるがうまく計測できなかったので、結局おでこにあてて計測するタイプのもので測った。初めからそうした方が早かったのではないかとも思ったが。

ここ数年で世の中の進化で色々なことが変わった。例えば今あげた体温計でもおでこにピッとあてるだけで即座に体温が分かり時間短縮につながっている。コロナ禍ではよくお店に入り口に置かれていたものだ。また今では注射をうった当日の夜にお風呂に入っても大丈夫である。自分の子供の頃は注射の効果がなくなるのでその日はお風呂に入ってはいけないと先生に言われたものである。

特に気になったのは待合室で待っている間にスマホを見ている人がほとんどいなかったということである。年齢が自分よりも高い人だらけだといったこともあるが、今の時代ではちょっと時間があればスマホをみている人が多いのではないか。待合室の風景が令和の今の時代と昭和の時代とほとんど変わっていないようであった。

ここではスマホを見る見ないどちらがいい悪いといったことを言いたいのではない。今ではちょっとしたすき間時間を活用する有効な手段に恵まれておりそれを有効活用しないのはもったいないということを言いたいのだ。

まだスマホを持っていなかった10年前では自分が風邪でお医者さんいった際にはそこに置いてある雑誌や自分の家から本を持っていって待っている時間を過ごしたものだ。少しでも限りある時間を有効活用したかったからである。

しかし今はスマホ一つさえあれば何でも検索できるし、ニュースも見ることができる。昔の待合室に置いてあった新聞、雑誌、本、テレビが自分の持っている携帯電話一つでことたりるのである。

自分では車での移動中には必ず音声で情報収集をしている。せっかく自由に使える時間があるのに何もせずにボーっとしているのはもったいないと思うからである。もちろんお医者さんには体調が悪くて来ている人もいるので安静にしているといったことには否定はしない。しかしこういった小さな細切れの時間の積み重ねがのちのち大きなものになってしまうのではないか。

昨日は自分も待合室で待っている間はスマホでその日の朝刊の記事を読んでいた。昔なら何気なくついているテレビを見ていたかもしれないが、昔と違うのは今では自分の必要な情報を自主的に取り入れるようにしている点である。

自分は何かしていないと落ち着かないといった貧乏性であるということも影響しているかもしれないが、昨日の待合室で感じたことを今回書いてみた次第である。

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