第271回　ビュッフェ形式

昨日、実家の両親に誘われて夕食に一緒に行ってきた。前回誘われた時には、自分の体調不良で途中退席してしまい、せっかく誘ってくれたのに迷惑をかけたが今回は体調を崩すことなく最後まで食事を終えることができた。

今回行った店はバイキング形式であり、好きなものを好きなだけ食べられるスタイルである。実はこの形式は前にも書いたことがあるが、自分にとって節度というものが非常に大切になってくる。

たいていは取り過ぎてしまい残してしまうか、無理して食べてしまうかしてあとでお腹を壊してひどい目に合うというパターンがこれまで多かった。そうなってしまうと食事を楽しむところではなくなり、どれだけ食べられたかに満足してしまい本来の食事での楽しい会話といったものから遠ざかってしまうということになる。

しかし今回はそのへんをわきまえて無理をせずに適度に楽しむことを意識した。おかげで丁度良いくらいの量で満足することができた。

昔はできるだけ多種類のものを全種類食べて制覇することに一つの満足感を感じたものだが、人間の一回に食べられる量は限られており、量を食べることよりも、たくさんある中から自分にあったものを適度に選んで食する方が楽しめることに今さらながら気づいた。

ふつうの飲食店でもメニューから自分の好きなものを選んで食事をするように、バイキング形式でも多くの出来上がった料理の中から自分の好きなものを選ぶ点は一緒である。ただバイキング形式の場合は目の前にできたての料理があるだけに誘惑にかられる点は気をつけていきたい。

なにごともわきまえて節度を持って行なうことが結果としてよいことにつながるのである。今回はそういうわけで久しぶりの家族団欒の食事を楽しむことができてよかった。