第264回 抵抗なく受け入れられるもの

なかなか朝早く起きることができず、今日も寝坊してしまった。

この時期、朝起きるにはまだ寒いという言い訳もあるがやはり起きてから布団から出てパジャマを脱いで着替えるまでが朝一番の難関だ。

数年前、体調を崩してからは冬場は寝る前にはヒートテックやタイツを着用するようにしている。風邪をひく前はいっさいそういったものを身につけておらず、体調を崩していったん身につけだしたら次の冬からは肌身離されないものとなってしまった。

本当にこれらは朝晩の寒い時期に重宝する。よくよく考えれば自分たちがまだ子供の頃にも当時はババシャツ、ももひきといった名称で自分の祖父母が使っていたことを当時子供ながらにうっすらと覚えている。特にももひきは祖父がよくはいていたのを目にした。

今はとても斬新な名前に変わって、ももひきといった言葉は使われなくレギンスという呼び方にもなっている。自分もヒートテックやレギンスと初めて聞いたときにはいったい何のことかさっぱり分からなかったくらいだ。

さすがにババシャツやももひきといった言い方だと若い世代には抵抗があり使わないと思うが、こういった西洋風の名前にしたことはなかなかの名案だとふと思った。

あと頭につける「かつら」という名前も今では「ウィッグ」という名称になっている。特に女性にとって「かつら」というと聞こえがあまりよろしくなく抵抗感を感じることが一番大きいのではないか。そういった名称を変えることでなんだか新しいものだという認識を付け加え、抵抗感なく受け入れられるといったやり方は商売をする上でも新しい顧客を創造する上でとても大切なことだと感じた。

ネーミングを変えるだけでなんだかオシャレな感じに聞こえてしまうことも隠された名案だと思った。

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