第34回 当たり前

このブログを始めて連続で3日以上毎日更新できたことは初めてである。初めは毎日書こうと心の中で誓ったがそれが実行されずにいた。おそらくできるできないは最初の数日間を乗り越えることができるかどうかで決まってくるのではないか。

自分自身でも過去の経験からそう思えることがある。大学2年生の夏休みに友人にさそわれて約一か月間長野県にレタスの収穫のアルバイトに行ったことがある。やり始めて最初の頃は朝早く起きなければならなくさらに仕事は体力勝負のところもあり、またこれまで経験したことがなかった生活スタイルの変化についていけず一週間もしないうちに住み込みをしているアルバイト先のご家族に「もう今週で辞めさせてください」と言い出す始末であった。

さずがに仕事を覚え始めて慣れてきたところでそう言われてはと困惑している姿を目の当たりにしてしまい、自分が辞めて迷惑をかけてしまってはいけないと思いそのまま続けることにした。

ところが仕事を始めて一週間を超えた時からそれほどつらくはなくなってきた。おそらく体が覚えて慣れてきたのであろう。自然と苦も無くできるようになってきた。最終的に約束通りの期間まで仕事を続けられることができた。

話は変わって中学を卒業して高校へ入る春休みのこと。陸上をやっていた友人に誘われて春休み期間中に河川敷をランニングするというトレーニングを自主的にしていた。

初めは慣れないこととパートナーが陸上部ということで後ろからついていけずにどんどん距離が離されてしまい正直走っている間はつらく苦しかった。しかし一週間たち二週間するあたりからそれが普通になってきて離されている距離は前とは変わらなかったが淡々と続けられるようになってきた。

のちに高校で体育の授業や部活等で走ることがあったが、自分は普通のつもりでやっていたのだが周りは早々とばててしまっていた。知らず知らずの間に自分に体力がついていたんだなとその時に初めて気がついた。

これらのことから何事を始めるにしても最初はつらい時期がある。自分はタバコは吸わないが喫煙にしろ飲酒にしろ早起きにしろ習慣でないものを逆に習慣にしてしまうには最初ある種の負荷を身体に強いる。しかしそれが一度身につき新しい習慣になってしまえばそれが普通であり、当たり前となってしまう。はたから見れば実行するのが難しいことでも自分にしてみれば苦も無くできるようになるのである。

最後に、予備校時代の友人が社会人になってから久々にあった時に毎朝日本経済新聞を読んでいるという。はじめそれを聞いた時にすごいと感心するとともに自分には絶対に無理だと正直思った。しかしある時に日経新聞をたまたま読み、関心が向いてくると後に自分でもその習慣が毎朝自然とできるようになった。

最初は小さくても続けていくことが大切でそれが知らず知らずのうちに習慣になって身につき自分を創っていくのである。このブログの第2回で書いた予備校時代のT君のようにこれからも徹底した毎朝の習慣を当たり前にしていけるようになっていきたい。

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