第234回 小さく始める 2

昨日のVoicyの放送の続き。昨日は閉店したカフェの話から、思っているよりも経営は難しく実際にやり始める時の心構えについて記してみた。

新しくお店を出そうとすると、その場所代である家賃、最低限の人員を雇用するための人件費、元ある場所を改装することによって発生する工事費用などの修繕費等は必ずかかるためそういった固定費をまかえるくらい、回収できるくらいの価格設定であったり、営業時間であったり人の割り当てであったりを考えなくてはならないということであった。改装するにしてもなるべく費用をかけないように、元が飲食店であった物件するなどを簡単に改装して改装費をおさえるなどの工夫などすればよかったのではないかということである。

さて今回はそれから派生して、自分が独立する場合のことに関しても当てはまることが見つかったので書いてみたい。

ここから学んだように自分が一度もやったことのない畑違いなことをやり始めるのはとてもリスクが高い。そのため今の仕事を続けながら無理のない範囲内で副業といった形で小さくやり始めてみることが大切ではないか。例えば無理のない範囲で同じ業態のアルバイトにいってみたりすることである。また手に職をつける場合でも、いきなり高額なお金を払って専門学校にいくよりかは、学びたい技能を専門としている職場に入ってみて仕事をしてお金をもらいながら学ばしてもらうといったことをしてみるということである。

そんなんじゃ、なかなか教えてももらえないし、そういった仕事をさせてもくれないと思うかもしれないが、まずはそういった自分の知らない世界を体験してみることが大切で、いったん入ってみて最初に自分が思っていたものと違っていれば軌道修正するればいいし、逆にどうしても学びたいと思ったら改めて学校にも通えばよいし、そのまま居続けて学べるものがあると分かればそのまま継続してそのつど自分にとって何が必要かを判断し見極めればよいと思う。

あとはお金だけ貯めていても実際に収入を得る手段や稼ぐ力がなければならないので、頭の中だけで考えるのではなく、実際に小さな規模で、仮に失敗したとしてもすぐに撤退できるよう小さく始めてみることも大切なのではないか。いきなり大きな投資をしてしまうと、違ったなと思った時に引き返すことができず大きな致命傷になりかねないからである。

などとそういったことを考えてみた。なにごとも自分の無理ない範囲内で始めて、その後いろいろと気づくことがあると思うので小さく始めて大きく規模を広げていくといったやり方がよいのではないかと思う。

最初のカフェの例では、まずはアルバイトに行って、次に最近では一日や一週間単位などで短期で場所を貸し出すサービスがあるため、そこで少しの間、テナントを借りて実際に自分で運営してみる。そしてそこから得たこと、分かったことをさらにブラッシュアップして改善してみる。そういうふうに開業する前にミニ開業して実際に体験していればこのように閉店して撤退するといったことがなかったのかもしれないと感じたのである。

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