第235回 いったん止めてみる

以前にサブスクの解約について書いたが、今日もその続き、補足である。

自分は数年前までは日経新聞を購読しており約十年ほど続けていた。しかしコロナ禍に入って収入減になったりしたことから一度固定費を見直そうと、携帯を三大キャリアから格安シムに変えたり、支払いや引き落としを現金払い、口座引き落としからクレジットカード払いに変えるなど、一般的に家計の見直しの際にあげられている主なものを実施してきた。その中の一環として新聞の定期購読も廃止したのである。

幸いなことに日経新聞はネットでも読める経路があったのでそちらで読むことにした。紙面では読めない寂しさもあったが、そこで分かったことは別に紙面ではなくても特に困ったことはないということである。

もちろん、紙面でしっかりと読み込んだ方がよいということは分かってはいたものの、基本的に新聞は紙として残るため、仮に読めなくても後日読めばいいという気持ちになってしまう。そのため自然と後回しになってしまい、読むとしても簡単に読み流してしまうようになってしまう。それだとネットで毎日簡単に読むのと変わらないこととなる。

仮にネットだと過去の記事は3日までしか読むことができないため、永遠に保管できる紙の新聞とは違って早く読まなくてはという気持ちになる。また仮に3日を過ぎた場合もそれで読めなくなるためいつまでも後に引きずることもなくなり気持ち的にもスッキリとする。そういうわけで止めてみることで逆にかえっていい面もみつかるのである。

このように止めてみることで改めて継続の場合とそうでない場合との違いを比較でき、そのありがたみを実感できるので長年続けることでおこる慣れやマンネリといった弊害をなくすこともできるのである。

同じような例で、携帯も格安シムにかえてみたが、特に日常生活する上では不都合はない。これまで通りと同じ使い方で携帯の支払い料金が以前の半分以下になったことが驚きであった。今思えばなぜもっと早く変えなかったのかと思ったくらいである。

最後にやはり長年同じことを継続しているとそれが当たり前のことと思い込んでしまい目が外に向きにくいといったこともあるため、以前にも書いたことであるが定期的に長年続けていて当たり前のことと思っていることの見直しを考えてみるのも大切なことではないか。

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