第145回 指導

アルバイトの方が時間になっても来ない、といったことはないか。サービス業に従事している身として、通常の社員の方の他にパート・アルバイトの方とも一緒に仕事をすることが多いが、長年仕事をしているとそういう場面に何度か直面することがある。

今回もそのような事態に直面した。サービス業としては日曜の一番のピーク時間にその予定されていたシフトの時間になっても姿がなかった。来なかったのは高校生のアルバイトの方だ。実はこれまでにも何度か予定されていたシフトの時間に来なかったことがあった。最初は体調が悪くて来れないと事前に連絡があった。その後はシフトを確認していなかったということがあり、今回にいたっても時間を勘違いしていて間に合いそうにないというメールが直前にあっただけであった。

一般の社会人を経験した年配のパート従業員の方であったら欠員したらお店の運営に支障をきたし、同じ職場で働く従業員の方にも迷惑がかかるといったことが分かっているので、そういったことはまず起こりえない。あるにしても事前での連絡が必ずあり、仮に当日だとしても直接電話での連絡が必ずあるはずだ。ましてやメールでの一文だけでの連絡だけで終わるはずがない。

この違いは何よりも自分が受け持っている仕事に対しての責任感が違うからではないだろうか。それは年齢が高く社会経験のある人はそういったことが分かっているが、まだ十代のしかも社会経験のない学生の方にいきなりこのようなことを求めるのは厳しい。やはりそいいったことはきちんと事前に、もしくは欠勤があった時にきちんと教え諭していかなければならなかった。

最初は風邪で体調がすぐれないので休みたい。学校生活をしていればそれは当然誰にでもあることだ。もしその時に学校を休んでも授業内容が分からず困るのは自分であり他人には迷惑はかからない。しかしお金をいただく立場に変わったら、もし自分がその場にいなかったらどうなるか、自分に直接ではないにしろお金を支払ってくださるのはその時に来てくださるお客様であり、自分がいないことによりその時に来てくださったお客様に迷惑がかかる、また一緒に働く従業員にとっても欠員がでたことによって迷惑がかかるといったことをひざを突き合わせて教え諭しておくべきであったと今さらながら思った。

自分がしっかりそのことを指導できていなかったことが今回の原因である。とにかくシフトの時間に来なかったということはそれをしっかり理解させていなかった自分にあるわけで今回のことで改めてしっかりそのことについて話をしなければならないと気づかされた。自分の甘さを反省し今後二度とこのようなことが起こらないようにしていきたいと思った。

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