自分は毎朝新聞を読むことを習慣化しているが、その中で掲載されている連載小説もついでによんでいた。毎日の決まった枠の中で書かれているで1回の文章の量は非常に短くすぐに読めてしまうのだが、連載期間は平均してだいたい1年くらいにわたる。
ある時本屋へ行った際に何年か前に読んだ新聞連載小説が単行本になっているのをみた。一瞬その分厚さに驚いた。毎日少量読んでいた小説が実はこんなに量があったんだと。毎日わずかな量だったので読んでいたのだが、正直こんなぶ厚い本であると最初から分かっていたら、また毎日少量に分割して掲載されていなかったら絶対に読もうという気は起らなかった。
ここからいえることは毎日の少しづつの小さなことがとんでもないところに到達する唯一の道であるというイチローの名言を思い出した。前のブログで継続の大切さを書いたがそれと同じで少しの量を毎日続けるといったことがとても大切である。以前にどうしても読みきることのできなかった本を毎日決まった時間に少しだけ読むといったことを習慣化したことによりとうとう読みきることができたといったように最初から高いハードルと上げないことが大切なのではないか。また一日でもやらなかったら次の日からもうどうでもいいやといった感情がでてきてしまうので小さく始めて毎日少しだけやるというのが長く続けられるコツではないかと思う。
このブログも初めは毎日一つの記事を一本書き切ろうと思って始めてみたが実際は毎日書ききれずに挫折してしまった。しかし今では全て書こうというのではなく朝起きてパソコンを開いてある一定の時間がきたらやめて出勤するということにしている。全て書き切ろうと思うから朝目覚めた時に、あっ、この時間だと書き終わるのはもうムリだからとあきらめてしまう。そうではなく書くのは途中まででいいからとりあえず起床したら毎日パソコンの電源を入れることを日課にしたら毎日更新ではないにしろ数日に一回のペースで書きあがることができ、毎日パソコンに向き合うことが習慣化できた。
いつの日か、毎日少ししか書いていなかったのに気付いてみたら単行本一冊くらいの量になったといえる日がくるようにコツコツやっていきたい。例えていえば著名人が週に1回新聞や週刊誌等に評論を掲載していたものを1年分をまとめて多少加筆修正して書籍化したといったものに近いということであろうか。
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