自分は毎日決まった時間に本を読むが、それはいつもの日常の中のルーティーンの一環となっている。
それは一冊の本を長々と読み続けるというのではなく、決まってタイトルの部分の章の中の一節の内容だけを読むというものである。つまり量にして2~3ページといったところであろうか?たったのこれくらいと思われるであろうが自分自身にとってはこれが毎日負担なく続けられる適量なのである。
実際に読んでいる本は永守重信著「人を動かす人」になれ!である。この本は実際に著者が仕事で体験し体得した学びや考え方や記されており、それが1~100のエピソードになっている。1つのエピソードがちょうど見開き2ページ分で読みきれるようになっており、だいたい2~3分前後で読めてしまう。
私は一日1単元づつ読み進めているが、だいたい100日で読み終えてしまうことになる。ところが一度読み終えてもまた最初から読んでしまう。これは書いてあることが自分の心の琴線に触れるからであり、何度読んでもその時々ごとに深く心の中に沁みてくるものがある。内容は人に動いてもらうには自分自身こんなことに気を配らなければならないというものであるが、その一つ一つのエピソードに人としてふるまうべき、心がけるべき大切なことが書かれておりいつも自分自身に気づかされるからである。
こう考えてみると自分もこの文章を書いているのは、自分も含めて一人でも多くの人に毎日のささいな日常の中でも前向きな視点をもってもらい、これを読んでそういった考え方があったのかと思ってもらえ、また何か新しい気づきを得られ、心を少しでも晴れやかにしていける何らかの手ががりになればということではないか。そういうことに改めて気がついた。もちろん永守社長のような苦労はしておらず、立派なことは書けないが自分なりに少しでも力になることがあるのではないかと感じている。
この文章の長さもだいたい同じで本にして2ページくらいではないだろうか。永守社長を例にだして本当におこがましいが願わくは自分もそのような、人に少なからずの影響を与えることができればこの上なく嬉しいし、また一人でもそういった方に喜んでもらえればという思いでこれからも書かせていただきたい。そしてそのことによって何かしら自分自身にとっても成長していければと思っている。これが今回、私が毎日読む本を読んでいる中で気づいた新たな発見であった。
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