自分自身、毎日新聞を読んだり、YouTubeをみたりと色々な情報を仕入れることを日常としている。最近では聴く読書といったものやラジオのような音声コンテンツであるVoicyも聞き始めている。
こうした自分の中に新しいものを取り組んでいくことをインプットと呼んでいるが毎日とりこんでいるばかりだといっぱいいっぱいになって消化不良をおこしてしまい果たして自分にとって有益なものがきちんと身についているのかが分からずに疲弊してしまいかねない。
そこで聞いたことではあるがインプットをしたら必ずアウトプットをするということも同じように取り入れてみたい。つまり情報を取り入れたらそれをまとめる、要約する、書く、話すといったことを通して外へだすという作業である。
たとえば読書を例にあげてみると、以前は自分は休みの日には本をよく読んでおり多い時では一日に2~3冊一気に読むこともあった。しかし一冊全て読みきったという行為、読み終えたという充実感だけにひたってしまい肝心の内容やその本からいったい何の学びがあり今後それをどう活かすのかといったことまでは深く考えてはいなかった。
そこで一冊読み終えるごとにその感想や要約をまとめてみることにしてみた。そうすることによりいったん読んだものをふり返るという脳の働きにより記憶の定着につながり、せっかく良いことが書いてあったのに忘れてしまったとか覚えていないといったことが防げる。また数百ページにもわたる量のものを短く要旨を簡潔にまとめるといった能力もついてくるようにも思う。これらのこともふまえて自分は本を一冊読み終えたらノート1ページに思ったことを書くといったことをしている。
よく人から本やテレビ等の内容はどうだったとか聞かれたりするがその時にきちんと説明できない自分がいた。つまり単に読んだ、見ただけでその内容を頭の中できちんと整理できていないのである。要は他人にきちんと説明できないようでは内容を理解できていない、厳しい言い方をすればきちんと本を読んではいないというのと同類なのである。
さらに別のたとえでいえば、何も考えずただ単に読むだけの読書では食べ物を次から次へと飲み込み体の中できちんと消化できずにすぐに下痢として排出してしまうようなものである。つまりしっかり噛んで味わい、その栄養分を体内に吸収して自分の血肉としなければ本当に食べ物を食べたとはいえないのである。それは先にも触れた記憶の定着という意味でも人間は学んだことをすぐに復習することによってしっかりと身に着くようになっている。記憶の忘却曲線というものがあって記憶は時間が経つにつれてどんどん忘れ去られていくわけであるがそれを学んですぐのまだ記憶が鮮明にのこっている段階で再度復習し反復すれば完全に身につき定着して自分のものになるということである。
そう考えてみるとこのブログといったツールもアウトプットには最適である。要はふだんから自分が思っていることや感じていることをいったん頭の中でまとめて書くという作業によって自分の思考が整理され、また書き出すことにより改めて自分自身の想いといったものを再認識できるからである。
なかなか継続できなかったブログもこういった自分自身の心の中をコンサルタントして考えをまとめる、心の状態をはっきりと見える化し再認識する、自分のこれからの方向性を確認する手段であるなどと考えると続けられるモチベーションにもなってくる。今後は自分が本や新聞を読んたり、テレビや動画を見たり、ラジオ等を聞いたりして感じたこと考えたこと、漠然とではあるが思っていることなどもうまく言語化し文章にまとめてアップしていきたい。
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