第184回 自分探し

今朝のVoicyを聴いていて確かにと共感したこととそれに対して思ったことについて書いてみたい。

大まかな内容についていうと、自分探しの旅に行くとか、本当の自分を見つけるといったような新しい自分に出会う方法はないのかといった話である。結論から言うと新しい自分に出会いたかったら「修行をする」ということであるとパーソナリティの方が言われていた。

つまり手帳にやりたいことを書き出してみるということとか、これまでやってきたことを書いてみるといった行動は今いる自分の枠の中でしか自分をとらえられない。みつかるのではなく、すでにあるものであるという考え方である。

放送では新しい自分に出会うためには今いる自分よりも成長する必要があるわけで、それが今いる自分を捨てて、例えばある師匠について時間をかけて修行をする。そうすることによりこれまで見えなかったものが見えるようになり自分が変わっていくことにより新しい自分に出会えるのであるという。

またどちらかといえば今の自分を知ることで得意なものとそうでないものとが分かり、それを知ることで人生における行動のパフォーマンスをあげることといった考え方は欧米特有のものであり日本にはなじまないということも言われていた。どちらかといえば日本では先ほどあげたような修行により人格を磨き成長していくものであると考える傾向が強いということである。

これらを聴いて自分が思ったことは、日本はどちらかといえば苦労して身につけたものに価値があるという考え方だなと思った。欧米は今あるものをあるがままに受け止めて対応していくのに対し、日本は今よりもさらによくしていくことに重きを置いている、本当の自分とはまだ自分でも気づいていない眠っている自分の能力やそれを活かした姿のことであり、新しい自分とはその能力を引き出された後の姿だなと感じた。どちらかといえば日本人は成長した姿を心底求めているんだなと思った。

自分としては西洋的な新しいものを見つけるのではなく、自分にすでにあるものを知るということ、その上で日本的なまだ自分が身につけていなかった力をつけていくような計画をたてて修行をつんでスキルをアップして以前と違った自分になっていく過程が自分にはあっているなと思った。つまり今ある自分の姿も本来の自分。成長した後の姿も同じ自分という見方である。

どちらにしろ国や地域によって考え方が違って自分をどうとらえるかといったものを色々な角度からみることができて新しい発見があり面白かった。

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