第74回 夏の日の思い出

突然ですが、夏休みの宿題は早く終わらせる方ですか。もしくはぎりぎりまでやらない方ですか。

実はこの質問をしたのは、自分がいつの間にか夏休みの宿題が終わっていたという小学生の時の経験を伝えたかったからです。

誰しも宿題は早く終わらせることにこしたことはなく、けれどもできるだけ楽にやりたいと思っているはず。そこでかなり昔のことになるとは思いますが、自分の体験談を披露したいと思います。

かくいう私も毎年宿題はなかなか手をつけられない方だったのですが、ある年だけは毎朝、近所の会場でおそらくまだ暑くならない6時ころから集団で勉強をする会というのがあってそこに親から参加するように言われて毎朝出席していた記憶があります。

そこでは小学生の勉強は中学生がボランティアでみるといった形式になっており、宿題をしていて分からないところは何でも気軽にきけるというシステムになっていたのである。

ふだんは当然、宿題は一人でやらなければならないため分からないところがあってもそこで止まってしまって挫折してしまうことが多いと思うのであるが、このやり方では先生ではなく少し年上の先輩に聞けるということでスムーズに進んだのである。

またその場所での勉強時間もだいたい1時間か1時間半くらいのためそれほど長い時間ではなく集中しておこなうこともできた。それでいておそらく週末以外は毎日あったと思うので、短時間ではあるが継続して行なうことができたのが大きかった。気がついてみれば夏休みのほぼ前半で宿題はほぼ終えるとこができたのである。これは例年に比べて異例の早さであった。

このエピソードからいえることはたとえ短時間でも毎日決まった時間に短時間でもいいから続けるということ、そしてそれを習慣にしてしまうことが何かを成し遂げることに不可欠な要素であるということである。

頑張らなければならないと踏ん張るのではなく自動運転でゆっくりでもいいから毎日小さな継続を欠かさないこと、知らず知らずのうちに少しづつ前進し、特に意識しなくても楽にそれができるようになっていくことがものごとを成し遂げていく最大の秘訣であるということをここではお伝えしたかったのである。

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