自分は休みの日に、池上彰のニュースそうだったのかといったニュースを分かりやすく解説する番組をみている。もちろん放映されていたものをビデオに撮ったものであるが、毎回知らなかった新しい発見があり面白い。
今回放映されたものは、世界の国の昔と今ということで、私たち日本人が昔いだいていた国のイメージが、今ではその時とは違うといった内容でそのことを分かりやすく解説されていたものである。
中でもイスラム圏であるイランについて触れていた箇所では、昔は女性はヒジャブといって髪の毛を隠すスカーフみたいなものを頭にかぶらなければならなかったのに対して、今ではそれが緩まり髪の毛を普通にだしている女性が多いということである。
また日本の漫画が普及していたり、結婚はマッチングサービスを利用しているなど、昔に抱いていたイスラムの厳格な感じから脱していた。
またアフリカのケニアでは、携帯でお金を送金したり受け取ったり、支払ったりとキャッシュレス化が日本よりもすすんでいることや、街はビルが建っていてとても近代化しており、昔いだいていた「サバンナ」「野生動物」といったものは感じられなかった。
これらの国に共通していることといえば、いずれも未開といわれていた頃からはるかに近代化がすすんでいるということである。そのためスマホ等など使い自分たちが親しんでいる文化なども共有してあっていてなじんできているようにも思う。
ちょっと前までは、これらの国は自分たちとは別世界のところに住んでいるというイメージであったが、今では積極的に発展した国のよいものを取り入れて生活水準をあげて充実したライフスタイルを送っているようにも感じた。
思えば「日本」といえばどういうイメージを描くかと外国人に聞くと、「着物」や「ちょんまげ」といった答が返ってくるのと同じことを自分たちはこれらの国々に抱いていたことになる。
文明の機器の発達でこれまで別々の色合いをもっていた世界の国々が近づいてきた、極端な言い方をすれば一つになってきているようなイメージであった。テレビを観終わってそのように感じた。
前回のコラムでは時代が進むにつれ、マイルドから重みのある言葉に変遷していったことを書いたが、今回は時代がすすむにつれて、これまで重みが感じられていたものが大勢の人に受け入れられるようなマイルドな感じに変わってきているように自分は感じたのである。前回との対比について書いてみたが面白く感じたであろうか。
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