本日10月31日はハロウィンである。ハロウィンはここ数年で爆発的に日本中に浸透してきた行事の一つである。10年前まではおそらく日本にはほとんどなかったイベントではないだろうか。
そもそもどうしてこんな短期間にここまでに広く広まったのであろうか。これが今回のテーマである。
日本で多くの人に浸透しているイベントには恵方巻、バレンタイン、土用の丑、クリスマスといったものが定番である。後細かいところでいえば父の日や母の日もある。
今ではすっかり定着したこれらの行事もやはり人々の間に広まるのにはメディアの力が大きい。テレビでみていて認知し、多くの人がやっているから自分もやってみるかといった感じで参加するのではないだろうか。
商業的に見てもこれらのものにあやかって商品を販売すれば売れるわけで、その期間はそれに冠したものが出回ることによりさらにイベントが盛り上がっていったりするのである。
一般企業にとってみれば自分たちの商品やサービスを売りたいため色々と販売促進活動をやっていると思うが、こうしたイベントとを掛け合わせて売り込むことでも大きな効果を得られるのである。つまり波にのる、流れにのっかるということも大切だということである。
自分の働いている会社もこうした一年を通して関連のあるイベントにはそれに合わせた商品を販売しているわけであり、やはりその期間はふだんとは違って売れ行きが違う。小さな行事でもそれがメディアによりとりあげられ、また企業やお店がそれに冠した商品、サービスを売る、そして市井の人たちがそれを享受する。その流れが広まって一大ブームをおこすのだと今回ちょっと考えてみたのである。
思えば最近のものでも恵方巻がそうである。以前の恵方巻の回でも書いたと思うが自分の子供の頃はそういった風習はなく、節分といえば豆まきをするという考えが常識であった。しかし今では恵方巻を食べるということの方が世間に浸透している。
要因はSNS等の普及等も大きいと思う。これで一気に日本中に拡散され広まっていくのであろう。これから先10年後、もしかしたら自分たちの知らない行事イベントも新たにでてきて、それが新たな常識になっているかもしれない。
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