先日めがね店で新しく眼鏡を新調した。前から使っていたものが壊れてしまったためである。
もちろん購入する前には視力の検査を行なうがその際に色々なレンズをあてはめてみて確認する作業が続いていた。むこうも商売であるため近眼と老眼が一つの眼鏡で両方みられるレンズがあることやパソコンをする際に目の負担が少なくなるブルーレイなるものを付属でつけるかといったことを次々と提案してくる。こちらも断りづらい雰囲気も少しありいくつかの提案を受け入れて購入した。そのためもあってか支払った金額は当初の予算をオーバーしてしまった。
ここで言いたいのはおすすめしてきた内容は果たして本当に顧客のためになっていたのか、はたまたお店の利益を増やすためであったのかのどちらであったかということである。眼鏡の仕上がりは後日になるということで先に支払いを済ませて店をでたが自分の買い物が正しかったのであろうか、それとももっとよい選択肢があったのであろうかとなんだか心にぬぐい切れないものが残った。
もし本当にお客様のためを思って提案してくれたことなら気持ちがよく買い物ができたし、逆に店のためでお客に損をさせるようなものであったら不満が残る。真偽はどうであれお店の利益の大小に関係なくそのお客様にとって最適なものを希望に沿った形で提案していくのが最もよかったのではなかろうか。
つまりはお客様にお得に感じてもらって、その対価で利益を得る。当たり前のことだが先に利益を優先するやり方ではお客様に不快感を与えかねない。例えばセールスで、こちらからお客様に強引に売ろうとしているとお客様もなんとなくそれを感じとってしまいうまくいかない。しかしそのお客様にとって何が一番あっているのか、ふさわしいのかといったことをあくまでお客様の目線、立場にたって提案してみれば自分を思ってのこととなり同じセールスでも印象は全然違うのである。
自分は今、簿記の勉強をしているが通信講座をしようか市販のテキストでしようかといろいろな選択肢があり迷っていた。ところがたまたま見た簿記系のYouTubeが一番分かりやすく初心者でも理解でき、また理解を深めるために簡単な練習問題などもついており素人の目線に立った構成になっていた。よってこの人について学ぶのが一番自分にとってよいと感じたのでその人が執筆したテキストを今使っている。実際に不安のある中で試してみて自分で納得すれば購入するのである。
先と後の順序についての考え方を述べたがこれは世の中で通用する不変の原理であるような気がする。我がことが前に出ないように自分自身も日常生活において気をつけていきたい。
結論として先に相手(お客様)、後から自分といった流れになる。昔からある商売の用語で損して得取れというものがあるがまさに理にかなっている。その通りだと思った。
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