昨日は外食のよさについて記載したが、実は自分の仕事は外食産業で働いている店長である。
昨日の内容の総括になるが、外食するということはふだん自宅では味わえないような料理や、ふだんは食事の準備など家事に追われている家族が一堂に会してともに同じ時間、空間を共有して食事の用意などを気にせずにリラックスして食事や会話を楽しめるところにある。
今の核家族化の中、昔のよき家族団欒の食事風景をこうした食事を提供するレストランなどのお店を利用することで再現できるのである。もし仮にそういったお店が世の中になかったらどうなるであろうか。例えばスーパーマーケットなどで調理済みの料理を買ってきたとしても、料理を自宅で食器に盛付たり、食べた後のゴミや後片付け等を家族の誰かがしなければならない。
しかしお店ではそういったことはしなくてもよく、いつもとは違う雰囲気のよい店内で、いつもとは違う食器で、専門の調理器具で、しかも熟練された料理人がつくる様々なメニューを味わうことができるのである。また食事中や食後には基本的に配膳や片付けなどもやらなくてもよい。時間と空間とを提供され、私たちはゆっくりと時を過ごすことができるのである。
こういったサービスは例えば何か特別な記念日や法事などでの冠婚葬祭等の多くの人が集まる時にも、私たちはこういったお店やサービスを利用するところがあることで助かるのである。
今の社会にあってこういったサービスを提供できるお店があるということは、今の時代を生きる「私たちの生活をより豊かにしてくれるもの」なのである。
よって自分はそのような方々の日々の疲れを癒して大切な方とのおもてなしをすることで、その限られた貴重なお時間を楽しんでいただけるようお手伝いすることが本来の仕事だと思っているのである。外食産業での仕事はそういった今の世においてはなくてはならないものなのである。
今日はつい熱く語ってしまったが、いつもやっている日常の仕事が、単なる作業とならないように、こういう思いを常にもって、どんな時も仕事の本質を忘れないようこれからも仕事に励んでいきたいと思っている。
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