第43回 完璧を目指さない

昨日の「継続できるようになったという理由」の内容の続き。

例えば「今朝、新聞を読んだ」といった場合、どの範囲で読んだといえるのか。新聞を読むといっても紙面全ての記事を読みつくすといった人はそういないであろう。たいていの人は見出しをざっと見て、気になった記事を中心に読んでいくのではないか。完璧に読みつくすといったよりかは目を通すといった感じが正しいか。

もし完璧に全ての記事を読まないと新聞を読んだことにはならいとするのなら、その時に読めなかったところは後で読もうといことになり、そのまま読めなかった新聞が日に日に山積みになっていくということになる。

となると毎日、新聞を読むといった習慣は完璧に読みつくさない限りは挫折することになってしまう。そうではなく読まない記事はあったとしても一通り全ての紙面に目を通し、気になった記事だけでも読めば新聞を読んだこととしてカウントするようにすれば毎日、新聞を読むといったハードルは下がり継続していけるのではないか。

結果として、自分にとって必要な情報の取捨選択にもつながるし、見出しを見ればある程度のことは分かるようになっているので自分にとって気になる記事はさらに読み進めてもよい。そうすることでタイムパフォーマンスもあがって効率もよい。

自分のこの文章も当初は一度書いて下書き保存をして後からまた修正したりしていたが、今では基本下書き保存をせず書いてそのまま公開するようにしている。後から直そうと思えばきりがないし、それよりも自分で決めたルールにのっとり毎日の朝に一つの記事を書き上げることを継続して習慣にすることの方を優先した。内容は完璧ではなく時間内に書き終えるということの方をとったのだ。

最後に完璧を目指さないというこのやり方をこれまでしてきたその効果としては、まずは継続できるようになったということ。そして新聞もそうであるが取捨選択して全体を読むスピードが速くなったということである。文章も完璧を目指そうとするとあれもこれもと文章を余分に付け加えようとして文章自体が長くなってしまうが、逆に余分なものを取り省いたある程度簡潔な文章の方が、読み手にとっても短時間で言いたいことも短く書かれているので読みやすく相手にも伝わりやすいのではないだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました