前回、図書館で本を借りる効能について述べてきた。つい先日も1冊借りた本を読み終え返してきたところえあるが、実は450ページほどある分厚い本で、返す当日までは半分ほどしか読めていなかった。
自分が借りている図書館では借りれる期限が2週間までと決まっており、もしその後にその借りている本に予約が入っていなければもう2週間延長でき最長で4週間借りられるという規定になっている。たいていは後に予約を入れられているということはほとんどないため読み切れない時にはたいていもう2週間延長しており今回もそうする予定で図書館に延長申請の電話をした。
ところがその時は自分の後に借りたいという予約が入っており期限までに返却しなけらばならなかった。そうすると不思議なもので本当なら後で読もうと思っていたものが待っている人がいると分かるとすぐに読み始めてしまいなんとか当日中に返却することができた。
言いかえれば仕事のある日は休日の朝とは違って起きるのが遅くなるなど万が一にでもなまけることがあり遅刻してしまうと他の人たちに迷惑がかかってしまうので仕事のある朝、また前の晩の過ごし方などは必然的に当日の朝を意識した行動となる。
先ほどの本の話に戻るが、仮にもしその本を図書館で借りずに買って所有していたらおそらくはその時に読もうとは思わずにそのまま本棚に埋もれてしまったであろう。つまり期限があるという状態を必然につくりだすというシステムに乗っかりうまく読み終えたともいえる。もし仮に読みきれなかったとしても、それはそれでその本は自分には合わなかったんだとつまりはその時は特に必要のないものだと判断し、結果的に無駄な買い物や時間をつかわず、いったん区切りをつけることができるといった面もある。
さて自分は毎月の定額の料金を支払うサブスクリプションサービスいわゆるサブスクにはキンドルの月額980円のもののみを今のところ使用している。その中には読み放題になる本がいくつかあり最低月1冊以上は読んで利用している。
そこで先ほど述べた市が運営している図書館を思い浮かべてほしい。その図書館から本を借りるのは基本的にその地域に住んでいれば無料であるが、実はその費用は自分たちが毎月給料の中から支払っている住民税から捻出されている。
つまりは図書館から借りている本も見かけ上は無料であるが実は毎月支払っている税金からでているのでいわばキンドルのサービスと同じサブスクともいえる。見方をかえれば私たちは知らず知らず支払っていたサブスクサービスを見逃していたわけで、基本的には税金はキンドルとは違って途中解約はできないのでこういった隠れたサービスをもっと利用して読書以外のものも活用していきたいと思った。
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