この言葉は飲食業の経営者の方が書かれた本に書いてあったことで知ったが、とてもその通りだと思って腑に落ちたので紹介してみたい。
当日の仕込みのために食材や調理器具などを用意して準備を進めていく際に、前日の後片付けの際にしっかりと翌日の準備のことも考えて片付けをすすめていくということである。
つまり翌日の朝に準備するものをあらかじめ前日の後片付けの際に仕込みが進めやすいようにその場所にセットしておいたり、当日になって探さなくてもいいようにしておくということである。
これと同じ考え方で「次工程はお客様」といった言葉もある。
つまり製造業などで一つの工程を終えて次の工程の作業移す際に、次の工程の作業をする人に気持ちよく作業してもらうために後の人のことを考えた引継ぎ、受け渡しをするということである。
これらは切り取った今の場面だけをみるのではなく、全体の流れを俯瞰してみることによって気がつくものである。
これは仕事だけではなく普段の日常生活においても応用できる。つまり寝る前に翌日の準備をしておくといったことや、使い終わった際に元の場所に戻すなど考えてみれば当たり前のことである。
しかし意外とこういったことがなおざりにされて見過ごされていることが多いので、今一度この言葉を自分自身に当てはめてみていきたいと感じた。
コメント