第13回 進歩

先日、TVや本にでている経営者の講演があり拝聴した。といっても講演会場に行って話を聞いてきたのではない。今話題のオンラインでの講演であるため自分のスマホ画面を通して拝聴したのである。

これまではどうしても講演を聴くというと指定された時間に指定された場所に行くというのが当たり前であった。もちろんそのために事前に予定を空けておく必要がありまたその時間の前後も移動のために確保しておく必要があり束縛される時間は大きい。しかしオンラインとなると移動や会場に着いてからの待機の時間はなくまた他人の目もないため身だしなみ等にかかる準備も削減できる。またきちっと座ったまま聴く必要もなく、例えば移動中に聴くとか何か家事等の作業をしながら聴くこともできる。つまり時間をとても効率的に使うことができとても便利であると感じた。

今回は新聞でその開催が知らされており、いつもは東京、大阪などの大都市が会場となっており北陸在住の自分にとってはさすがに交通費を払って時間をかけてまではと思い常に断念していていたのだが、今回はその場で聴けるということですぐに申し込みをしたのである。

実際に公演当日も全体を通して数名の方が講演を行ったが、自分の聴きたい方は2人いて時間帯が午前と午後で大きくひらいていた。しかし当日の自分の予定にあわせてストレスなく行動でき、講演も移動しながら買い物をしながら聴くことができた。本当に便利な世の中になったなということを痛感した。

ここで言いたいのはこれだけ世の中が進歩した分、時間というものは自らの手でつくりだせるということである。一日24時間あるというのはだれでも平等であるが、考え方をかえればこれまで講演を聴くために一日もしくは半日空けなければならなかったのがこうした便利なツールを活用することによって自ら時間を生み出せ、移動や準備、待機にあてていた時間を別のことに費やせるのである。今の世は昔に比べて飛行機、新幹線、高速道路、車といったものがある。昭和の高度経済成長期には三種の神器といわれたテレビ、洗濯機、冷蔵庫。直近のものでいえばやはりスマホを使ったツールであろうか。これらのものは私たちの生活にとって便利であるだけでなく生活に余裕も生み出せるものである。見たいテレビも録画してCMを飛ばせば時間短縮できるし今では撮ったビデオを倍速で聴く機能もある。昔から細切れの時間は無駄にするなと言われていたが、今はやりようによっては昔に比べて得られる成果ははるかに大きいのである。

さらにいえば人間の平均寿命も昔に比べて伸びており、こうした進化した社会の恩恵をどのように利用するかで自分自身の成長も格段に違ってくるのである。つい最近、自分は聴く読書というのを試してみた。実は通勤にかかる時間がとても長いので毎日の自宅と職場の往復の時間を利用できないかと思って始めて見たのである。さすがに運転中に本は読めないが聴くだけならラジオと同じで実に簡単である。また途中で誰からも邪魔され中断されることがないので本と違って途中で挫折することがなく一定の時間で聴き終えることができるため今後も活用しようかなと思っている。

特に聴く読書は絶対に読んでみたいという感じではないがどういったことが書いてるのかと少し気になった本を軽く知りたいなといった感じで利用するのが適しているような気がする。これからも今あるツールをうまく利用して自分自身進化し成長させていきたい。

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