今日から12月スタートである。今年も残すところあと1か月である。ところで昨日、自分の密かな楽しみであるラジオのオープニングトークをきいていたところ、12月は1年の最後の月ではあるが、実は新しいことをスタートする月でもあるということを話されていた番組があった。
例えばバスの車内放送が変わるのは12月であり、また東京タワーがオープンしたのも12月である。つまり1月は新年をむかえるとあって何かと忙しいためそれを見越してということと、翌月の1月の集客の効果をよりあげることも含めて12月に始めるということを番組内で言われていた。
これを聴いてはじめは何で12月からなんだろうと違和感があったが、よくよく考えてみると確かにととても合点がいった。
自分自身も年がかわる1月1日から始める方がキリがいいといった考えだが、確かに1月1日は何かと慌ただしい。自分の場合は年末年始は集客のいわば繁忙期であり、多くの一般の方のように家でゆっくりと過ごして新年の気分を味わうことはできない。職場は忙しさで戦場状態であるからだ。
そのため自分は1年間の予定は12月スタートで書いている。ふつうは12月いっぱいで今年一年間の反省を行なうものであるが、自分の場合は11月で済ませてしまい、一年間の予定表もバインダー式で取り外し可能のため毎年12月から11月の一年でひとくくりしているのである。
今回の放送を聴いていなければ、そのことに関して特に何も思わなかったが、切り替えが特に慌ただしい時期に重なるとその節目での切り替えに心理的において十分なパフォーマンスを発揮できず、何の心境の変化も感じない状態で年が変わっていくため、自分はまだいくぶんか余裕のある11月末から12月のあたまにかけ一年の切りかえをしているということに気づかされたのである。またその方が今年一年の反省と翌年からの決意を考える十分な時間をもてるからでもある。
さらに言えば、人よりも先に始めることにより来年の目標の達成のためのスタートを早くきれるということも大きい。やはり一日でも早く始められた方がよいということと他人よりも早くおこなっているという心理的な優越感があるということも知らず知らずのうちに働いていたのではないか。
今年最後の月は自分にとって新しい年の始まりというわけである。
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