第233回 小さく始める

今回も毎朝聴いているVoicyの放送から気になったものを取り上げて自分の考えを書いていきたい。

内容はパーソナリティの方が住んでいる近所のカフェが最近閉店したという話で、その経営の在り方について素人ながら感じたことについて話されていた。

そのカフェはパッと見て流行っているようには見えなかったが、その経営の在り方に疑問を感じたためその気になっていたことをいくつか述べられていた。

まずは値段の設定について。コーヒー一杯が350円であることが安すぎるといったもの。これで本当に利益がでるのかといった疑問。次に食事は1800円ほどするらしく、コーヒーと食事との価格設定のアンバランスさがあるといったこと。

次に営業時間が昼の12時から夕方の6時までと短く、その間に売り上げがしっかりとれるのかということ。夜も営業した方がアルコールや食事の需要もあるのでもったいないということ。

また店内はそれほど忙しさがないのにもかかわらずスタッフである店員が多いということ。

さらに、自分の子供もつれていきたいが子供がたのむようなメニューがないといったこと、などである。

そのカフェの経営は以前会社員をやられていた50代の方が脱サラして始めたそうであるが、その方がこういったカフェや飲食の経験があったのかといったこともその経営をみていて疑問であったそうである。

パーソナリティの方がいうにはまずは自分の店を始める前に、実際にそういったカフェで働いてみてそこで少し経験を積んでから始めた方がよかったのではないかということである。なんでもやり始める前には自分でもできるのではないかと簡単に思えてしまうが、実際やってみるとそう一筋罠ではいかなく難しいものだといった感想も述べられていた。

自分としては、パーソナリティの方が言われていたようにまずはそういった店で経験を積むことが大切なことではないかと思ったことと、さらに最初から多くの人を雇わず席数も限定して小さく始めてみて、反応をみながらいろいろと改善していく。よければそこから規模を広げていくといったやり方がよいのではないかと思った。

経営には利益をだしていかなければならないので、そこをどうやって創っていくのかといったシステムを最初に考えなくてはならないことではないか。パーソナリティの方も言われていたが、経営には固定費がかかってくるので、それを回収できるような価格設定にしたり、人を雇う場合でもお客様が支払う対価に対しても人件費が店の収入と比較して割にあうのかといったことなども考えてビジネスを設計しておかなければならいとも感じた。

こう書くと他人事のように聞こえるかもしれないが、経営していく上では自分のやりたいようにやるといった理想だけではできないので、こうした数値の面からもシビアな考えで臨まなくてはならないことを学んだ。今回の放送は仕事でお店の店長をしている自分にとっても考えされたものであった。

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