この齢になってくると生活環境が一定で会う人もたいていいつも限られており、偶然もしくは特に自分から行動をおこさない限り新しい出会いはない。
つい最近、小学校の同窓会に誘われた。同窓会といったも20名弱の小さな集まりである。この齢になってくるともちろん所在も昔と違っているためクラス全員に声をかけたわけでもなくあくまで連絡がつく有志の集まりみたいなものである。
とはいっても今年で50歳になる身としてはそれでも身近にこれだけ集まってくれるのかという驚きがあった。開催日は今月中の週末であるが、自分はサービス業のため仕事上は土日に休みを取ることはないが、めったに開催されることはないので日程次第では出席したいと思っていた。
もし12月や年末年始のお店の繁忙期なら断ろうと思っていたが幸い今月中のため休みをとれそうであった。自分から何十年もあっていない人と会うのは緊張はするものの久々の再開にワクワクとした楽しみもある。いつもの日常とは違った別世界に足を踏み入れられることに今から期待が膨らんでいる。
人生においてチャンスといったものはめったにない。今回の会に誘われたのも、実は1~2か月前に近所の小学校時代の友人から食事に行かないかと誘われたからであり、当初はその友人との都合と自分との休みがあわず何回かキャンセルになったが、結局うまく日程があった日に後日会うことができた。その友人が今回わざわざ誘ってくれたのであるが、もしその時に会うことができなかったら今回の同窓会の誘いはなかったであろう。また同窓会の話も仕事を理由に断ることができたが、開催日程も繁忙期と重なっていなかったこともありスケジュール調整をすれば出席できる、勇気をだして一歩踏み込んでみようと思ったこともよかった。
なんだか大げさに書いてしまったが、こういった様々な小さな働きかけをないがしろにせずにいたことが巡り巡ってお誘いの話が自分のところにきたのである。最初は小さなことかもしれないが自分自身受け身ではなく能動的に物事を考えることがとても大切なことではないかと感じたのである。人生にはめったに訪れない好機がある。ふだんからの自分自身の考え方や行動を見直し、是非とりのがさないようにしたい。
コメント