第35回 予習と復習

今回の内容は以前のものと少し重複するかもしれないが改めて書いていきたい。

学習の仕方でよく授業を受ける際に事前の予習とその後の復習は大切だということが言われているが、これは脳の記憶の定着と密接と関わりがあり、それをやることで効果が上がりやすいということである。

自分が小学生の頃はよく授業の一環でビデオをみたりしていたがこれはいつも受けている授業を映像という違った角度からみることで理解を深めるという役割を担っている。

授業の始まりや終わりにおこなう小テストといったものも同様でこれまで学んだことを違った角度から触れることで脳の記憶を呼び起こしてこれまで漠然としていたり分かった気になっていたものを改めて再度理解することにつながる。

よく教え方の上手い先生はまず最初に誰でも分かる簡単な問題から授業をスタートし、徐々に難易度を上げていく。いきなり難しい解説から入らないので聴いている方からしてもストレスにならず置いてきぼりにならずに授業についていくことができる。

それと同じで自分は毎朝おこなっている資格学習でもテキストと動画の併用で行なっている。まずテキストを読んで一定の範囲を学習した後にそれと同じ範囲の動画をみるのである。動画視聴は授業にあたるので動画を見る前の学習は予習にあたる。自分で学んだことの再確認にもなるし、ちょっと分かりにくかったところが明快になったりもする。

別の話題になるが、自分が中学生の時には学校で学習した教科の中でも特に社会に関しては、学校から帰ってきてから別のノートにまとめていた。その際に学校の黒板でうつしたノートをみながらさらに教科書や付属の資料集などを広げてその範囲をそのノートにまとめるのである。その際に必ず心がけたことは教わってきたことを自分ならどう説明するか、今度は自分が学校の先生になったつもりで周りの生徒に教えるつもりで新しくノートにまとめていたのである。今思えばこれが自分が学んだことを人に説明することによって得る記憶の定着につながっていたのではないか。それが学んできた学習内容をよく理解でき社会という教科が好きになった理由なのではないかと今さらながら思った。これが自分がやっていた学生時代の復習方法である。

また以前の投稿でも歴史の授業で分かりにくい箇所はその範囲の時代の漫画をみて学ぶといったことも書いたが、とっつきやすい漫画に限らず、映画や現地訪問、それに関して詳しい人から聞くことや自分で体験してみるなどあらゆる角度から学ぶことができる。それによって好奇心がでてくれば自然と誰からも言われずに自ら学んでいくものである。

ところで最後になるが、自分が三国志に興味を抱いた際には、最初は小説から入り、その後漫画、その後アニメという順番であった。それ以外にもテレビや雑誌で三国志の特集などあった際には必ずみていたし、そうすることにより最初は漠然としていたものが様々な形で肉付けされて理解が深まり興味もさらに湧いてきた。授業という一方通行からの学びではなく様々な柔軟な発想をもって好奇心を引き出してもっと知りたいという意欲を高めていくことこそが学ぶ上で一番大切なことではないかと思っている。

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