過去に読んだ本に書かれていたことで考えさせられたことについて書いていきたい。かいつまんで言うと時間とお金どちらが大切かということである。
例えば1億円を得る代わりに今の年齢から90歳になる。それとも今の年齢のままでいるか。どちらかを選べということである。
要はお金と今から90歳になるまでの時間とを交換するということである。
もし同じ1億円を得るにしても、1億円を20代や30代で得られればこれまでにできなかった様々な経験を得て今後の人生に活かすことができる。
しかし90歳という人生の終わりの時期に1億円が手元にあっても、自分に残された残り時間を考えれば残りの人生はあまりにも短い、体力や記憶力の衰えを考慮するとたとえ1億円以上あったとしても90歳の自分には死ぬまでにうまく使いこなすことができるという自信はない。よって1億円を得る代わりに90歳までの時間を売りたくはない。おそらく多くの人がそうであると思うが、これが自分の結論である。
そう考えてみると人生には死を迎えるまでの生きている間に様々な経験を積むことができる。それを経験するためにお金を使用するのである。お金は時間があれば得ることができるが、お金で時間そのものを買うことはできない。たとえお金を使わずに貯め続けて90歳になったとしても、その期間に人生で得られるであろう経験をしてこなかったということにもなる。これはとてももったいないことである。
自分としては90歳の時点で1億円たとえあったとしても今後の余生を経済的なことを気にせずに安定して暮らしていくにはいいかもしれないとも思うが、今から90歳までの人生の時間を、お金だけと交換するということは絶対にやりたくはない。
今、これを書いていて今さらながら気づいたことだが、これまでの自分はお金を貯めることだけ密かに楽しみであり特にお金を使うということに対してはどちらかというとあまり深くは考えたことはなく無頓着な方であったように思う。
これからは自分にとって有益な、自分にとってプラスになることにお金を使って自己成長していきたい。実はお金を使う方が貯めるよりも難しい。お金の使い方は自分自身を表すもの、自己表現の一環でもある。よって自分のありたい姿や将来の理想とする生活を思い浮かべてそれに投資して成長していきたい。
そう思えば今日のこの瞬間から、今からの限られた時間を無駄にすることなく過ごしていって90歳になって後悔することがない人生にしていきたい、時間とお金とをうまく使っていきたいと感じた次第である。
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