一般的に言われていることだが、ふりこは右にふれたらその反動分だけ反対側の左にふれる。
大きく振れば、その同じ分だけ反対側に振れ、小さければ同様にその分だけしか振れない。
これは投資でいえばリスクとリターンの関係性にもあてはまる。
リスクをとれば、その分リターンも大きく、逆にリスクをとらなければリターンも小さい。
株を購入することは元本割れするかもしれないリスクも大きいが、その分、単に預金するよりもリターンが大きい可能性もある。逆に銀行に預金をすることは元本は保証されるかもしれないが利子は小さいといえる。大きなリターンを得たければその分リスクも大きくとらなければならないということである。
自分はこの振り子の法則をバネの法則と個人的には言っている。振り子は左右に振れるが、バネはトランポリンを思い浮かべてみれば分かるが主に上下に伸び縮みする。
すこし苦しい毎日の継続したトレーニングや精神的なプレッシャーなど身体に負荷がかかると後でその分だけ成長することができる。下に沈んだ分だけ、その反動で上に飛ぶことができるのである。
ここで振り子と違うのは、バネの場合は上に飛び上がる時には沈んだ分以上に跳ね上がる場合があるということである。これは予測を超える人間の未知の可能性を含んでいるといえるのである。
苦しいトレーニングを毎日続けたり、精神的なプレッシャーを感じていると、逆にそれがなかった時と比べて将来の成長の度合いが大きいといえるのではないか。
投資でいえば元本に利子を加えた複利の力で大きく跳ね上がった状態であろうか。自分はどちらかといえば振り子の法則という言葉よりはバネの法則といった表現方法の方が好きなのである。やはりどこまで上振れるかといった未知の可能性がある方を信じたいからである。
よって今やっていることや状況がつらくしんどくても、その分、将来に自分がそのことがなかった時よりも大きく成長するということを考えれば、精神的に乗り越えていけるような気がするのである。今はバネが下に沈んだ状態であり、これからそこで悩み苦しんだ経験が糧になって将来ひとまわりもふたまわりも大きくなれる可能性を秘めていることを考えると今いる状況をかえって前向きにとらえていけるそのように思うのである。
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